コーチングって怪しい?!知らない人のための『コーチング入門』

コーチング

コーチングって聞くとどんなイメージがありますか?

“怪しい" "何かの専門家?" "ブランド品(COACH)"
“野球のコーチ" "カウンセリングと一緒でしょ?"
“〇〇を教えてほしい!" "ライザップ的な"

そんなイメージを払拭し、皆さんに"コーチングを受けること"への第一歩を踏み出していただきたいと思い書きました!

※ 今回はコーチングを“受ける人(クライアント)のため"の入門です

コーチングを一言でいうと

私の中でコーチングとは
あなたが “本当にやりたいことをやり、なりたい自分になる" スピードを加速させるコミュニケーション
と定義しています。

あくまで「私自身はこう定義している」というもので、コーチによって考え方は違うと思います。

“本当にやりたいこと"って?

“本当にやりたいこと" とは、自分が好きだと思えること、興味を持っていること、現在抱えている問題を解決したいこと などがあります。

スキルアップ、キャリア、資格、ダイエット、留学、家族、恋愛、教育、起業、経営・・・
あなたが本当にやりたいと思うことであれば、どんなテーマでも問題ありません。

「本当にやりたいことがない・見つからない」という人もいるかと思いますが、人によっては 本当にやりたいことを見つけること をテーマにすることも多いです。

コーチングは誰が誰にやるの?

コーチングには2人の登場人物がいます。
一人目は クライアント(あなた)
二人目は コーチ(私)
です。

コーチングという名前ですが、コーチングにおける主人公は クライアント(あなた)です。
コーチングにおけるセッション(クライアントとコーチが話をする場)をしている時間は、全て クライアント(あなた)のための時間 です。
なので、私はあなたの話を全身全霊を持って聴き、アプローチします。

コーチングを受けるとどんな良いことがあるの?

オートクライン

今までに考えていなかった新たな気付きが得られます

人が人と話をしている時、今回であればクライアントがコーチに話す内容を聴いているのは、コーチだけでなく、クライアント自身も聴いている状態になります。
自分の頭で考えて声に出している内容を、自分の耳で聴いて返ってくるわけです。
そうすると不思議ですが、自分が話していることを聴くことで、自分が今何を考え何を理解し何を話しているのかをより深く知り整理されます。そうなることで、そこから新たな気づきを得ることができます。

達成したい目標や解決したい問題の本質を知り、その達成・解決イメージが明確になります

私はあなたに対して、あなたが達成したい目標や解決したい問題に関して様々な質問やアプローチを行います。
それは現在の目標や問題、具体的な達成方法だけでなく、達成した後のイメージを鮮明に描けるようなアプローチをします。
人は “自分でイメージできるものしか実現できない" と言われています。
達成後のイメージを鮮明に描くことで、より実現しやすい状態を作ります。

目標達成に向けての行動が具体的になるため、行動しやすくなります

私はあなたの目標を達成するためにどのような行動が必要か質問します。
そしてその質問は1週間やときには1日単位の行動にまで落とし込んでいきます。
このように行動を細かくすることで、より具体的に何をどうすればいいかがわかりやすくなり、行動しやすくなります。

怠け癖が克服できます

ある意味ライ◯ップ的な感じで、地味に重要 笑
あなたは目標達成するための行動について、私と約束をします。
そうすることで心理的に目標達成へ意識が集中し、怠けることができません。

コーチングは何をやるの?

あなたと私で、あなたの本当にやりたいことについての話をします。
ただし、

  • 私は全体の会話の2〜3割しか話しません。残りの7〜8割はあなたが私から質問やアプローチに対しての話をします
  • 私はあなたに基本的には何も教えません

統計的に、人は
『他人に与えられ、他人に決められたものごと』に対しては2〜3割
『自分で気づき、自分で決めたものごと』に対しては7〜8割
の自発的な行動ができると言われています。

私はあなたに何も教えない代わりに、あなた自身で新たな気づきが得られるような質問をし、あなた自身が「これをやりたい!」と決めたことに向かうためのコミュニケーションをとります。

ティーチング、コンサルティング、カウンセリングとの違いは?

違い

コーチング と カウンセリング の違い

コーチングは、あなたとの対話を通じて、気づきや目標達成のための行動を支援するアプローチで、視点は現在→未来を向いています。

一方 “カウンセリング” は、対話を通じてご自身の抱える悩みや辛さなどの精神的な部分の解消を目指すアプローチとなるため、視点は過去→現在を向いています。

コーチングでも、未来の目標を達成するために障害となる問題の解消をすることはありますが、あくまでそれは目標達成のためのプロセスです。

  • 現在悩みや辛さなどの精神的な部分の解消を必要とされる方はカウンセリング
  • 目標や目的を明確にもち、それを達成したいと行動されたい方はコーチング

を受けていただくと良いです。

コーチング と コンサルティング・ティーチング の違い

コーチングは、あなた自身があなたの可能性や行動するための気づきを得るために私が様々な質問を行います。そのため、基本的に私からあなたに何かを与えるということはありません。

一方、“コンサルティング”や“ティーチング”は、それぞれ「知識やスキル」「課題解決の方法」を伝え教えることで問題解決に導くアプローチです。

  • 自分に足りない知識やスキルなどを知ったり身につけたいという方はコンサルティングやティーチング
  • ご自身が目標に向かって行動するために必要な価値観や気づきを得たいという方はコーチング

をおすすめします。

『これは善、これは悪』という話ではなく、どの手法も全て同じく目的は『やりたいことをやるため や 問題解決』です。
あなたの状況や状態に応じて必要な手法が変わるということです。

ときどき、情報提供や提案を行うことがあります

なお、図で『コーチングでは知識やスキルを与えない』と書きましたが、そもそも情報の不足により気づきが得づらい状態だと判断した場合、あくまで情報提供という形で私のリソース(私の持つ情報や経験、コネクションなど)を提供(提案)することはあります

ただし、コーチングでは “あなたが前向きな決定をし、行動する" ことが重要です。
私はあなたに情報を提供をしますが、これは決してコーチによる指示やアドバイスではありません
提供された情報が有益と感じられれば利用していただければよいですし、そうでなければ聞き流してもらって大丈夫。利用するかどうかはあなた自身の自由です。

そうすることで「コーチにやらされている」のではなく「得た情報をもとに自ら行動を選択する」こととなり、結果、行動が促進されやすくなります。

具体的にどんな話をすればいいの?

重要度緊急度マトリクス

コーチングにおいて一番効果が発揮できる内容は、重要ではあるが緊急ではない、あなたにとって『本当に取り組むべき活動』についてです。

よくあるコーチングが機能しない例として特に会社で起こりえるのが、重要かつ緊急な案件です。
今なお影響範囲が広がっているバグへの対処やお客様からのクレームへの対応、締切がある案件などはコーチングが機能しません。

コーチングは対話と試行錯誤によって目標に向かっていくアプローチなので、「今すぐどうにかしないといけない」ようなことには向きません。
この場合は対応方法を直接伝えるなど、前項のティーチングが有効になります。

では、取り組むべき活動とは何か。
例えば、以下のようなものが当てはまります

  • あなた自身の現在やこれからの未来の活動においての大きな判断軸となる価値観を明確にすること
  • 「将来◯◯な活動をやりたい」という◯◯を実現するために必要なスキルアップ
  • 意欲的に行動していくための体力トレーニングやダイエット
  • 人間関係の構築、病気などに対する予防、プログラミングにおけるリスク予防のためのリファクタリング

つまり、あなた自身の豊かな未来を作るために今からスタートするべき活動のことです。
他にもたくさん、それこそ人の数だけ取り組むべき活動はあると思います。

そして、それらすべてには『何のためにやるのか』という目的意識が不可欠です。
最たる例がダイエットでしょうか。

本来ダイエットは痩せるための手段のはずが、「二の腕を細くしたい」「くびれがほしい」といったダイエットという手段そのものが目的になってしまい、ダイエットが続かない、ということがあります。
これは、何のためにダイエットをしているのかがわからなくなり、モチベーションが保てなくなってしまっているからです。

なぜ二の腕を補足したいのか?くびれがほしいのか?

「モデルになりたい、意欲的に活動したい、異性に振り向いてほしい、同性に憧れられたい」

こういった 未来の自分がどうなっていたいか・どうありたいか という目的意識を明確にすることで、より高いモチベーションで行動に取り組めることができます。

その目的意識を明確にすし、それを実現するための具体的な行動まで落とし込む対話がコーチングです。

コーチングはどうやって実施するの?

手段は 対面 か オンライン通話 がほとんど

今は対面オンライン通話(ビデオあり/なし)が多いです。
「クライアントの話している姿や表情を見たいから」と対面やビデオありのオンラインでされるコーチもいれば、「クライアントの話や声に集中できる」とビデオなしのオンライン通話をされるコーチもいます。

コーチによって様々ですが、一番大事なのはクライアントであるあなたがどんなやり方でやりたいかです。

もちろん「コーチ自身がクライアントに一番気づきを得てもらえる方法」としてやり方を提示しているので、それにあなた自身の選択で乗ることは問題ありませんが、私としてはあなた自身が一番落ち着いて安心して話せる方法がいいと思っています。
なので、私に関してはできる限りクライアントがやりたい方法で行っています。

セッションの頻度は 隔週1回 が多い

セッションを行う頻度は 隔週1回 つまり 2週間に1回が多いです。
これにはいくつか理由があり、

  • 間隔が短すぎると、セッションとセッションの間にクライアントが行動する頻度が少ないため、変化や気付きが得られづらい
  • 間隔が長すぎると、コーチとクライアントとの接点が薄くなり、クライアントが行動しづらくなる

ただ、セッションとセッションの間の2週間に、コーチとクライアントで一切やり取りがないかといえばそうではなく、コーチはクライアントが目標達成に向けて行動できるように、日々連絡やサポートを行います。

コーチングにとって、セッションはとても大切な時間ですが、それ以上に大切なのが セッションとセッションの間の期間 だと思っています。
この間は、クライアントが実際に目標に向けて行動し進んでいける期間だからです。

この期間をおざなりにするコーチは、コーチとは言えないと、私は思っています。

コーチングを受けるのにお金はかかるの?

ちゃんと受けるならかかります
コーチングは、ざっくり『初回』と『2回目以降』で値決めが分かれることが多いです。
『初回』はいわゆる「お試し」「体験」としている人が多く、金額は 1回無料〜数千円 がボリュームゾーンだと思います(私は今のところ無料です)

『2回目以降』は 1回数千円〜数万円 と幅が広いですが、ほとんどの場合かかります。
コーチングは継続することで本来のコーチングの効果を発揮できるため、3ヶ月6回などの期間契約になることも多いです。
筋トレのパーソナルトレーニングのような感じですね。

これを安いと見るか高いと見るかはあなた次第です。
が、だいたいのコーチはクライアントとしてコーチをつけていると思います。
これはコーチ自身がコーチングの有用性を知っており、またコーチとしてのさらなるレベルアップのためにコーチをつけていると思います。

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